子どもの発育に必要な成長ホルモン作用と8種類の必須アミノ酸の働き!

子供のなぜ

子供に、
「ねえ、大人はごはんを食べても
大きくならないのに子どもはどうして
大きくなるの?」って
聞かれたことはありませんか!

難しい質問ですよね。

私は即答できないです。

成長期だからとしか言えないですね。

そこで、
なぜ子どもは成長するのか調べてみました。

この記事を読んで参考にしてくださいね。

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成長ホルモンはどんな作用があるのか!

体が成長するには、
食物から栄養が必要なのはいうまでもありません。

 

しかし、
それだけでは大きくなれません!

 

成長ホルモンの作用が、
すごく重要なんてす!

 

成長ホルモンは内分泌腺から分泌される
化学物質のことです。

 

成長ホルモンは、
脳下垂体前葉から分泌されています。

 

そして成長ホルモンは、
体をつくっているタンパク質の
合成を盛んにしてくれます。

 

成長ホルモンは、
体が大きくなるための
骨格、頭や歯の成長促進に
大切な役割を果たしているんです。

発育は何歳まで?

体が大きくなることを「成長」といい、
精神や身体機能が充実していくことを
「発達」といいます。

 

両方の意味をこめて、
「発育」ともいいいます。

 

発育はすべてが並行して進むのではなく、
月齢・年齢などの時期によって、
特定部分の形態や機能が、
著しく伸びるという特徴があるんです。

 

そこには規則性があります。

 

人間は生まれたときの平均身長は約60㎝、
平均体重は3.2Kg(いずれも男子です)。

 

誕生後の1年間が、
一生でいちばん成長するときです。

 

あとは成長速度は年齢を
加えるにつれてゆるやかになります。

 

生き物はすべて、
生まれたときから一定の大きさと能力をもつ
成体(おとな)になるように準備されていて、
そこまで成長しきれば止まってしまいます。

 

成長がどこで止まるかは、
いろいろな要素があるので
一概にはいえないです。

 

ひとつの目安としては、
子孫を残す生殖能力が完成し
しばらくたったときから・・・と
理解すればいいんじゃないでしょうか!

 

その理由は、
外から成長ホルモンを与えても
18〜20歳を過ぎると効果がないからです。

成長には何でも食べることが必要!

人間は、
大小の差はあっても一定のところまでは
成長するように設計されています。

 

しかしそれは、
あくまでも基本設計です。

 

あらかじめ予定されている条件、
たとえば必要な栄養素が供給されて、
適度の運動がされるといったことが
満たされなければ設計どおりの成長はできません。

 

子どもが何でも食べなくてはいけないのは、
そのためなんです。

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成長を促す栄養素は!

成長にかかすことのできない
栄養素といえばタンパク質です。

 

とくに成長期の子どもは、
大人以上に多くのたんぱく質が必要です。

 

たんぱく質は、
私たちの体の構成成分として
もっともたいせつな栄養素!

 

筋肉をはじめ、
皮膚、骨、臓器、毛髪、血液などを
つくる材料になります。

 

そのほかにも、
ホルモンや酵素、免疫機能をつかさどる
物質の原料にもなります。

 

成長期にある子どもほど、
多くのたんぱく質が必要となります。

 

とくに体が急激に発達する1
2歳~14歳児では、
1日あたりのたんぱく質の推奨は、
男児60g、女児55gとされています。

 

成人の推奨量(男60g、女50g)と同程度ですね。

 

食品から摂取したたんぱく質は、
体内でアミノ酸に分解され吸収されます。

 

アミノ酸の種類は20種類以上で、
うち8種類は人の体内では合成できないんです。

 

食品からとらなければならないため、
必須アミノ酸と呼ばれています。

必須アミノ酸8種類の働き!

●リジン

肉などの動物性たんぱく質に
多く含まれています。

人体を構成するたんぱく質の組み立てに
必要な栄養素。

ブドウ糖の代謝を良くして集中力を高めたり、
カルシウムなどの吸収を促進するほか、
肝臓機能の強化などの効果があります。

 

トリプトファン

乳製品や大豆製品
ナッツ類などの様々な食物中のた
んぱく質に含まれています。

神経伝達物質のセロトニンを生成し、
不安や緊張を緩和します。

 

フェニールアラニン

肉、魚、卵、乳製品に多く含まれています。

興奮性の神経伝達物質をつくり出し、
精神を高揚させ、血圧を上げる作用や、
記憶力を高める効果があります。

 

●メチオニン

肉、乳製品、魚介類に多く含まれています。

 

肝機能を高めるたり、
アレルギーやうつ状態を改善する働きがあります。

 

またヘアケア効果が高く、毛髪の健康はもちろん、
薄毛や男性型脱毛症、抜け毛対策を考える上でも
重要視されています。

血中のコレステロールを排除するほか、
抑うつ症状を改善します。

 

バリン、イソロイシン、ロイシン

筋肉のエネルギー源となり、
筋肉を増強する作用があります。

この、アミノ酸トリオは、
「BCAA(分岐鎖アミノ酸)」と呼ばれる
グループの仲間たちでありいずれも人間にとって
必要不可欠な必須アミノ酸でなんです。

 

バリン・・・

大豆、牛肉、サケに多く含まれいます。

体の筋肉を作るほか、
血液中の窒素バランスの調整する役割があります。

 

「窒素バランス」とは、
体内のタンパク質が正しい量を
維持しているかということです。

 

タンパク質が正しい量を維持しなければ
食欲減退という形で現れ、
ひどい時は栄養不良を
引き起こすこともあります。

 

バリンはそんなことにならないよう
体内のタンパク質の量を
調整してくれるんです。

 

イソロイシン・・・

魚介類、大豆製品、乳製品、牛乳、

主に筋肉の材料であるタンパク質をつくっていて、
人間の体はこのイソロイシンによって
作られているんです。

 

また、
血液中で酸素を運ぶヘモグロビンを
形成するのにも必要であり、
酸素が体内の隅々まで運べるのは
このイソロイシンのおかげなのです。

 

ロイシン・・・

牛乳、チーズなどの乳製品、牛肉、
魚類、鶏卵、大豆に多く含まれる。

必須アミノ酸イソロイシンとよく似た
名前のロイシンですが、
その役割は全然違います。

 

バリンとイソロイシンが筋肉を
作る側であるのに対し、
ロイシンは作られた筋肉を
維持・管理することです。

どちらかが、
欠けてもダメなんですね。

 

●スレオニン

鶏肉や卵、七面鳥、ゼラチンなどの
動物性たんぱく質に多く含まれています。

 

成長を促進したり、
肝臓に脂肪が蓄積するのを抑制する効果があります。

コラーゲンを合成するのに必要な材料のため、
肌のハリを保つ効果もあります。

 

ヒスチジン

肉、乳製品、魚などに多く含まれています。

ヒスチジンは、
大人は体内で合成できますが、
子どもの場合は合成できません。

 

子どもにとっては必須アミノ酸となります。

 

ヒスチジンは体内で成長に関与し、
神経機能補助を行います。

 

慢性関節炎の症状緩和、
ストレスの軽減などの
効果もあります。

 

アルギニン

大豆製品、肉類、魚介類等の
たんぱく質を多く含む食品です。

成長ホルモンの合成に関与します。

アルギニンは体内で合成する能力が
十分でない子供にとっては食べ物から
補給しなければならない必須アミノ酸です。

 

しかし、
大人になると体内でグルタミン酸から生成される
非必須アミノ酸となります。

 

体内で生成されるから安心と思われがちですが、
実際は不足がちと言われていますので、
健康維持のためにも毎日しっかり
補給する必要があります。

 

肥満の改善やメタボリックシンドロームの
予防に効果的だと言われています。

 

そのため、
それらの生活習慣病が引き起こす大きな病気、
糖尿病や動脈硬化、脳梗塞や高血圧、
心臓病の改善にも有効です。

 

成長ホルモンの分泌や疲労回復にも
大きく関与していると言われています。

 

ヒスチジンとアルギニンは大人になって
体力がついてくるにつれ、合成できるようになりますが、
子どもの場合、体内で合成できないので
食物からとるようにしましょうね!

まとめ

子どもが成長していく姿を見るのは親にとって、
すごく嬉しいことですよね!

子どもは急に成長することがあります。

成長には成長ホルモンと必須アミノ酸が、
すごく必要なんです。

ありがとうございました。

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