もりもりです。
昨日寝ているときに、足がつってめちゃくちゃ痛かったのよね。
それって、こむら返りなのかい?
たぶんね。
こむら返りは、危険な病気のサインっていうから
気をつけた方がいいぞ!
こむら返りって、めちゃくちゃ痛いですよね!
気持ちよ~く寝ていたのに、突然におそってくる激しい痛いみ。
たいていは、時間がたつと痛みも治まるんですけど。
だが、こむら返りくらいって、あなどるなかれ!
大変な病気のサインかも知れないのです。
・こむら返りは、どんなときに起きる?
・一般の人はどんな時にこむら返りをしたのか?
・筋肉に異常な収縮が起きる原因は?
・こむら返りの前兆として現れる病気がある
・こむら返りに隠された病気
・危険なこむら返りをチェックしよう!
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こむら返りには、どんなときに起きる?
横になっているときなど、寝ているときになるのが多いのではないでしょうか。
スポーツをしていてなる場合もあるけど、それは筋肉が疲労したことによるものでしょうね。
スポーツ選手以外の人が、どんなときにこむら返りになったかを調べたものがあります。
一般の人はどんな時にこむら返りをしたのか?
1位~5位まで調べてみました。
1位:寝ている間
2位:運動中
3位:妊娠中
4位:体が冷えたとき
5位:疲れているとき
やはり、いちばん多いのは寝ているときなんですね。
こむら返りのときの状態は?
つぎのような実験結果があります。
健康な人の足がつった瞬間の筋肉内部を、超音波でみてみると、筋肉が収縮し細かく震え続けていたそうです。
つぎに、筋電計で『筋線維(きんせんい)』の活動状態を調べてみると、足がつっているときは、力を抜いていても筋肉の一部が、収縮し続けていた。
つまり、
「足がつる」とは「意思に反して筋肉の一部が収縮し続ける」状態のことなのです。
筋肉に異常な収縮が起きる原因は?
縮むなという指示を筋肉に出す腱紡錘(けんぼうすい)の働きが弱まるからなのです。
こむら返りが起きるメカニズムを筋肉の構造から見てみましょう。
筋肉は束ねられた筋繊維で構成されています。
その奥にはバネ状の筋紡錘(きんぼうすい)と呼ばれる器官が潜(ひそ)んでいます。
私たちが体を動かすときに、筋肉を伸ばしたり縮めたりします。
そのコントロールの一部を担当しているのが筋紡錘なのです。
筋肉に「縮め」と指示を出すのが筋紡錘の役目です。
さらに筋肉の束の両端にある腱の中には、筋紡錘に似た腱紡錘という器官があります。
こちらは筋肉が縮んで腱が伸びすぎると、筋肉に「縮むな」と指示を出し腱を守ってくれます。
相反する指示を出す筋紡錘と腱紡錘の働きで、筋肉のバランスは保たれているのです。
ところが冷えや疲労などで腱紡錘の働きが弱まると、何かのきっかけで筋肉が異常に収縮し始めます。
こむら返りが起きるのです。
こむら返りの前兆として現れる病気がある
下肢静脈瘤・・・足の静脈の弁が壊れ、体をめぐってきた古い血管がよどむ病気。
足の静脈が太くなってコブ状に浮き出て見えるようになった状態です。
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)・・・骨の老化に
よって神経を通す空間(脊柱管)が狭くなり、
神経を圧迫することで起こる病気です。
歩いていると足が張ってきて、つりやすくなります。
こむら返りに隠された病気
足の血管が動脈硬化を起こす、「閉塞性動脈硬化症」です。
多くの人が経験しているように、腱紡錘の働きが低下する睡眠中はこむら返りが起きやすい。
ときどきなるような、こむら返りはさほど心配はいらないが、毎晩のように睡眠中に起きるこむら返りは、病気のサインなのかも知れないのです。
「閉塞性動脈硬化症」という病気です。
閉塞性動脈硬化症とは、足の太い血管が動脈硬化を起こして詰まってしまうのです。
すると、
その先に十分な血液が供給されなくなるという病気です。
全国でおよそ700万人が罹患(りかん)していると推定されています。
閉塞性動脈硬化症の症状
手や足の血管の動脈硬化により、狭窄(血管が狭くなる)や閉塞(血管が詰まる)を起こして血液の流れが悪くなる。
手先や足先へ栄養や酸素を十分に送り届けることができなくなる病気。
足がつる以外に、片足だけがしびれる。
歩くと足が痛むが、少し休むと回復します。
しかし、
よく足がつるだけであれば、必ずしも閉塞性動脈硬化症の前ぶれとはかぎりません。
「閉塞性動脈硬化症」のかんたん治療法
1分歩いて3分休むを10回繰り返す。
放置すると、こわい「閉塞性動脈硬化症」ですが、ある方法で症状が改善されることもあるようです。
その方法とは「1分間歩いて、3分間休む」を10回繰り返すというかんたんなもの。
これを1週間に3回ほど行ったところ、3週間ほどで症状が改善するそうです。
詰まっていた血管を迂回(うかい)するように、新しい血管が出来ていたのです。
足の筋肉に血液が足りない状態で少し歩くと、足りない分を補うため新しい血管を体が守ろうとします。
3分間の休みは、この新しい血管が作られるのに必要な時間なのです。
ただし、重症の場合は手術などの治療が必要にはなります。
危険なこむら返りをチェックしよう!
①あお向けになり、両腕で体をしっかりと支える。
足首の下を手で支えてもらうか壁にかけて足を上げる。
②30秒~1分間、足首をグルグルと回す。
③足を下ろし、左右の足の裏、または甲の色を比べる。
左右の色が違う、片方が白くなっている場合は、閉塞性動脈硬化症の疑いがある。
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最後に
こむら返りには危険な病気が隠されていたのです。
こむら返りくらいって思わずにチェックしてくださいね。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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