もりもりです。
今日は、鼻呼吸の働きについてです。
私たちが生きていくには、水や食べ物が必要ですが、それ以上に必要なのが酸素です。
酸素がないとわずかな時間しか生きることができない。
そんな貴重な酸素は、呼吸によって私たち体内に取り入れているのです。
眠っている間も、休むことなく呼吸をしています。
ふつうは、鼻呼吸ですが、気づかないで口呼吸をしている人がかなり増えているといわれています。
日本人の半数以上も、口呼吸をしているそうです。
小学生以下になると、約8割もが口呼吸なんだそうです。
あなたの呼吸は大丈夫ですか?
・鼻呼吸の働きや効果は?
・鼻呼吸の大切さは?
・口呼吸になる原因は?
・口呼吸の可能性チェックリスト!
についてお話ししますね。
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鼻呼吸の働きや効果は?
空調機の働き
空気にはたくさんのホコリや細菌など、いろいろな異物が含まれています。
鼻毛や鼻の粘膜がこれらの異物の大部分を取り除いてくれます。
鼻呼吸は、まるで空調管理システムのようなものです。
加湿器の働き
乾燥した空気が肺に送られると、肺は傷みやすくなるので、鼻腔で湿り気を与えてから肺に送られます。
加湿器のような働きをする。
温度調整
肺での呼吸に最適な空気の温度は約37℃といわれています。
鼻腔で空気を温めたり、冷やしたりして、最適な温度に調整しています。
臭いを感じる
3段からなる鼻甲介(びこうかい)の上段の天井に、においを感知する嗅細胞(きゅうさいぼう)があります。
空気中に含まれるにおい物質の分子が嗅細胞に触れると、嗅神経を通じて脳に、その刺激が伝わることで、においを感じます。
においを嗅ぐときに鼻をクンクンさせるのは、空気を強く吸い込んで、におい物質の分子が嗅細胞に早く到達達するためです。
声を共鳴させる働き
『鼻声』という言葉があるように、鼻は発声にも関わっています。
鼻腔には声を共鳴させる働きがあります。
鼻腔に共鳴させると声の響きが明るくなり、音質が増します。
鼻呼吸の大切さは?
口呼吸は鼻呼吸の補助
私たちが口呼吸をするのは、鼻がつまったとき、激しい運動をしたとき、外気が非常に高温または低温のときなどです。
つまり、口呼吸はあくまでも鼻呼吸の補助であり、通常の呼吸は鼻でするべきなのです。
口呼吸がもたらす健康トラブル
口は鼻のような空調管理システムをもっていません。
そのため口呼吸を行なうと、口の中が乾燥し、だ液による殺菌消毒作用が不十分になります。
また、空気中の細菌やウィルスが喉の奥にある扁桃(へんとう)と呼ばれる免疫機能をもつ組織にダメージを与え、免疫力を低下させ、さまざまな病気にかかるリスクを高めます。
口呼吸になる原因は?
解剖学的素因
顔の形・口蓋(うわあごの形態)・咬合不全などによるもの。
唇が閉じにくい
唇が閉じにくいと必然的に口が開きがちとなります。
口呼吸となります。
唇が閉じにくくなる主な原因としては、乳児期に口唇閉鎖(こうしんへいさ)が獲得出来なかったり
高齢による唇や顔面筋の衰えが挙げられます。
そのほか、噛み合わせや歯並びが悪い場合、アゴが小さい場合でも唇が閉じにくくなります。
鼻づまり
鼻づまりがあると、鼻腔(びくう)を通る空気の流れが悪くなり抵抗が大きくなるため、十分に
空気を体内に取り入れられません。
それでは、酸素不足になってしまうので、口呼吸により酸素を取り入れようとします。
鼻づまりの原因で最も多いのが、鼻炎、副鼻腔炎や風邪、アレルギー性鼻炎などの炎症で
鼻粘膜が腫(は)れるタイプです。
口呼吸の可能性チェックリスト!
下の10項目のうち1つでも当てはまる人は口呼吸の可能性があります。
☑、いつも口を開けている
テレビを見ているなど無意識のときに、自然と口が開いている。
☑、いびきをよくかく
気道が狭くなると、いびきをかきやすくなり、口呼吸となってしまう。
☑、寝ているとき歯ぎしりをしている
就寝中の歯ぎしりは口呼吸を伴なう。
☑、鼻がつまりやすい
長年口呼吸をしていると鼻の機能が低下し鼻がつまりやすくなる。
☑、風邪をひきやすい
口呼吸をしていると細菌やウィルスが扁桃(へんとう)に作用し、免疫力が低下する。
☑、口が乾きやすい
口で呼吸をすると、口や喉が乾燥しやすくなる。
☑、唇が乾燥してかさぶたができる
口呼吸により唇の外側が乾燥し、かさぶたができやすくなる。
☑、唾液の量が少ない
唇が乾燥すると唾液が減少する。
☑、舌に歯型がつく
口呼吸をすると、舌の位置が下がり、舌が歯に強くあたる。
☑、口臭がきつい
口が乾燥すると、舌の上に苔(こけ)ができ口臭の原因になる。
参考・参照サイト(Life)
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最後に
鼻呼吸の働きってすごく大切です。
鼻呼吸することで、細菌やウィルスまで除去してくれます。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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