子供のなぜなぜ?
夏の夜の風物詩のひとつ、
お尻を光らせるホタルについて
書いてみたいと思います。
ホタルのお尻が光るしくみ!
なんのために光ってるの?
など気になることを調べてみました。
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ホタルのお尻が光るのは化学反応!
ホタルが光るのは「生物発光」といって、
化学反応によって特殊な細胞が
光を出すからです。
ホタルの発光器は、
お尻に近い腹の部分にあります。
ここに、
発酵細胞層と反射細胞層と
呼ばれる特殊な細胞があり、
発行細胞でつくられた光が
反射細胞で反射して外部へ光を
放出する仕組みになっているんです!
発光のしくみ
発光のしくみを簡単にいえば発光細胞
の中にあるルシフェリンという物質が
ルシフェラーゼという酵素の作用で酸素と
結びついて分酵素の働きによって
酸化するときに光を出すのです。
この酸化現象は化学反応によるエネルギー
の転換で、
ほとんどが光エネルギーになるため、
熱をともなわない光になります。
これを、
「冷光(れいこう)」というんです。
読んで字のごとく、
冷たい光で、
さわっても熱くはない光なんです。
熱かったら火傷をして交尾なんか
出来なくなりますよね!
子孫が増やせなくなります。
ホタルが光るのは仲間とのコミュニケーション!
ホタルが光るのは、
仲間とのコミュニケーションの
手段なんですよね!
光で信号を送っているようなものです。
私たちに、
夏の夜の風物詩を楽しんで
もらうためではないんです。
信号は一定はしていなくて、
ホタルの種類によって光の色や光り方が
違います。
それでお互いに区別しているんです。
たとえば、
ゲンジボタルは1分間に70〜80回。
ヘイケボタルは1分間に約120回、
光ってます。
また、
幼虫は成虫と違って、
瞬間的に光ったり消えたりすることは
ないんです。
光ると、
かなりの時間光り続けます。
同じように、
光りが消えるとばかなりの
時間光らないんです。
ホタルのメスはオスよりも体が大きくて、
あまり飛ばないです。
そして、
メスだけは光るホタルには羽がないんです。
夜の河原で美しい光の孤を描いて飛ぶのは
ゲンジボタルのオスです。
メスはお尻をあげてピカピカとひんばんに
点滅してオスを誘っているんです。
飛んでいるオスはその光を頼りに
メスを見つけるんですね。
幼虫が光るのはオスを誘うためではなく、
他の動物に対する警戒だと考えられています。
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ホタルの語源
現在では、
ホタルは蛍と書きますが、
もともとは(火垂る)といっていたんです。
(火垂る)という読み方は、
夜光るホタルを見たときの自然の情景から
起こった名称です。
ホタルは現在知られてるだけでも、
数百種類あります。
ゲンジボタルやヘイケボタルように
成虫となったオス・メスはもとより、
さなぎも幼虫も卵も光る種類。
クサボタルのように幼虫だけ光って
成虫になると光らなくなる種類もあります。
カラフトボタルは成虫になると
メスだけが光り、オスは光らなくなります。
ホタルが作るクリスマス・ツリー
インドネシアの島の海岸にはホタルが作る
クリスマス・ツリーがあるんです。
すごくきれいんだそうです。
高さ15mもあるようなマンゴーの
木の全体にホタルがとまり、
いっせいに光を点滅させるんです。
2秒に3回くらいの速さで全部のホタルが
光りを点滅させるので、
まさにクリスマス・ツリーのように
見えるそうですよ!
まとめ
夏の風物詩として有名なホタル。
たくさんのホタルがいっせいに光ると
すごく綺麗いで神秘的な世界でしょうね!
でも、お尻が光るってすごいです。
私たちには想像できない生き物の不思議です。
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