過敏性腸症候群となる原因や改善方法は?

病気

もりもりです。

慢性の下痢で悩んでいる人は意外にも多いと聞きます。

突然襲ってくる下痢のため、通勤など外出することが不安になってしまう。

原因はストレスだといわれていますが、ストレスだけでは、片づけられないしつこい下痢!

・過敏性腸症候群はストレスが原因なの?
・ストレス以外の原因は?
・なぜ腸内細菌で下痢になるの?
・薬の組み合わせでも起きる慢性下痢!
についてお話ししますね。

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過敏性腸症候群はストレスが原因なの?

『過敏性腸症候群』とは、腸が過敏に反応してしまう病気です。

たまに、少しお腹が痛くなるくらいなら心配しないでしょうが、下痢症状が続けば、日常生活にすごく影響を与えてしまう。
そればかりでなく、腸が変形してしまうこともあるそうです。

毎日の通勤電車で、トイレにかけこむのはつらいものです。

こうした慢性下痢は病院で「過敏性腸症候群」と診断されることが多いようです。

この病名は、ストレスがおもな原因と考えられる便通異常の総称です。

過敏性腸症候群は文字どおり、少しの刺激でも痛みと感じるほど、腸が過敏になっている状態で、これが長く続くと脳自体も過敏になります。

すると、腸の不調が脳にストレスを与え、さらに下痢が続く・・・という悪循環に陥ります。

こうして脳と腸が互いにストレスを与え合い、下痢が慢性化すると考えられています。

ストレス以外の原因は?

消化を助ける腸内細菌が原因の過敏性腸症候群もあるようです。

過敏性腸症候群の原因とされるストレスに対する治療を行っても、思うように改善しないという人も多いそうです。

過敏性腸症候群の人と、健康な人の呼気に含まれるメタンガスの濃度を調べた研究結果があります。

すると、同じ流動食をとった後、息の中に含まれるメタンガスの濃度を計測する実験結果では、健康な人に比べ、過敏性腸症候群の人は食後すぐに息の中のメタンガスが増えるという特徴があったようです。

吐く息に含まれるメタンガスは食べ物の消化を助ける腸内細菌が働くときに発生するもので、健康状態にかかわらず、誰もが吐き出しています。

実はこの腸内細菌こそが、慢性下痢のもうひとつの原因だともいわれています。

なぜ腸内細菌で下痢になるの?

腸内細菌は体に役立つはずですが、小腸で異常増殖した腸内細菌を退治しようとすることが原因だというのです。

なぜ過敏性腸症候群を引き起こす?

通常、腸内細菌は大腸にいて、小腸で消化し切れなかった食べ物の残りを処理してくれますが、何かのきっかけで、腸内細菌が小腸に進出してしまうことがあります。

すると、小腸にとって腸内細菌は異物とみなされ、小腸は必死にぜん動を繰り返し腸内細菌を追い出そうとします。

その結果、消化できない食べ物が大腸に移動して、下痢が起きるのです。

本来、小腸は免疫力が強いので、腸内細菌が住める場所ではないのですが、風邪や食あたりなどでお腹をこわしたことがきっかけで進出することがあります。

そのまま腸内細菌が小腸で増殖すると、下痢が続く原因となるのです。

腸内細菌が原因の下痢を治すには?

食事を腹八分目にして、空腹時間8時間で腸内細菌を兵糧攻めにするのです。

過敏性腸症候群のおよそ4割が腸内細菌タイプ。

このタイプの慢性下痢は、小腸で異常増殖した腸内細菌を撲滅する治療が効果的です。

安全でかんたん、しかも効果的なので、ためしてみるのもよいかもね!

薬の組み合わせでも起きる慢性下痢!

ストレス、腸内細菌のほかに、もうひとつ慢性下痢を起こす原因があります。

薬の組み合わせが原因で起きる慢性下痢です。

ある日突然起きる慢性下痢の中には、薬の服用が原因となって起きるタイプがあるといわれています。

ある種類の薬や、2種類の薬を組み合わせて服用していると薬を分解する酸素が足りなくなり、分解されないまま大腸に到達してしまうことがあるそうです。

すると、大腸は薬を有害なものと判断し、体を守るため、自らコラーゲンのバリアを作り出して吸収を妨げようとするのです。

ただ、消化の仕上げとして、水分を吸収し、ほどよいかたさの便を作るという大腸の働きに支障が出てきます。

バリアで水分が吸収できなくなるのです。
その結果、下痢を起こすのです。
このタイプの場合、症状を医師に伝え、薬の種類を変えてもらえば良くなるようです。

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最後に

いつ起きるかわからない、お腹の不調、慢性下痢って、すごくつらいですよね。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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