夜間や雨の日・雪道や霧の中での運転の心得と緊急時の措置方法!

乗り物

もりもりです。

夜間での自動車の運転は、辺りが暗く、遠くの方が見えずらいので危険がいっぱいです。

街灯が明るい道路ならましですが、街灯のない道路は暗すぎて、人がいても気づかないこともあります。

昼間よりも慎重に運転をしなければなりません。

今日は、夜間や雨の日など、視界が妨げられる時の運転の心得を紹介します。

・夜間の走行
・蒸発現象の原因
・灯火の方法
・雨の日の運転
・雪道の運転
・霧のときの運転
・緊急時の措置方法
についてお教えしますね。
<出典元:交通教本>

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夜間の走行

(1)夜間は視界が悪くなるため、歩行者や自転車などの発見が遅れます。
また、速度感がにぶるり、速度超過になりやすい。
その上、夜間は、過労での運転や、暗闇からの飛び出し、酔って歩く人なども想定し、昼間よりも速度を落として慎重に運転しましょう。
少しでも危ないと感じたときは、速度を落として運転することが大切です。

(2)走行中には、自分の車と対向車のライトで、道路の中央付近の歩行者が見えなくなること(蒸発現象)があるので、十分注意しましょう。

(3)視線は、できるだけ先の方へ向け、少しでも早く前方の障害物を発見するようにしましょう。

(4)前の車に続いて走るときは、その車のブレーキ灯に注意しましょう。
急ブレーキを踏むことも想定しておきましょう。

(5)幹線道路などで、長時間単調な運転を続けると眠くなります。
眠けを防ぐために窓を開けて新鮮な空気を入れたり、少しでも眠くなったら安全な場所に車を止めて、休憩をとるようにしましょう。

(6)薄暮時には事故が多く発生しますので、早めにライトを点灯し、自分の車の存在を知らせるようにしましょう。

蒸発現象の原因

夜間走行時はヘッドライトをつけて走行するので、対向車のヘッドライトと自分の車のヘッドライトが重なる位置が必ずあります。
つまり、光が反射し合って強め合っている部分に歩行者が入り込むと、突然視界から消えて見えなくなるのです。

原因は、ライトの光が強まることでドライバーの目がまぶしさを感じ、
光があたっている部分にあるものが見えにくくなるからなのです。

特に雨天時は路面の雨滴にライトの光が乱反射しやすく、センターラインなどの道路標示が見えなくなるなどの蒸発現象が起こりやすいため、さらに事故を起こす危険性が高くなります。

蒸発現象の対策

・運転時は左右に目を配り、歩行者や自転車がいないか常に意識する
・ヘッドライト点灯時に対向車が見えてきたら、左右をよく見て歩行者や自転車がいないかを確認する
・道路を横断する歩行者や自転車に気づいたら、すぐにブレーキをかけられるように、スピードを出しすぎないようにする

灯火の方法

(1)夜間、道路を通行するときは、前照灯、車幅灯、尾灯などをつけなければなりません。
昼間でも、トンネルの中や濃い霧の中などで50メートル(高速道路では200メートル)先が見えないような場所を通行するときも同じです。

(2)前照灯は、交通量の多い市街地などを通行しているときを除き、上向きにして、歩行者などを少しでも早く発見するようにしましょう。
ただし、対向車と行き違うときや、ほかの車の直後を通行しているときは、前照灯を減光するか、下向きに切り替えなければなりません。

(3)交通量の多い市街地の道路などでは、前照灯を下向きに切り替えて運転しましょう。
また、対向車のライトがまぶしいときは、視点をやや左前方に移して、目がくらまないようにしましょう。

(4)見通しの悪い交差点やカーブなどの手前では、前照灯を上向きにするか点滅させて、ほかの車や歩行者に交差点への接近を知らせましょう。

(5)室内灯は、バスのほかは、走行中につけないようにしましょう。

(6)夜間、道路に駐停車するときは、非常点滅表示灯、駐車灯または尾灯をつけなければなりません。

昼間でも、トンネルの中や濃い霧の中などで50メートル先が見えないような場所に駐停車するときも同じです。
しかし、道路照明などにより、50メートル後方から見える場所に駐停車しているときや、停止表示器材を置いて駐停車しているときは別です。
夜間、高速道路でやむを得ず駐停車する場合には、非常点滅表示灯、駐車灯または尾灯をつけるほか、停止表示器材を置かなければなりません。

雨の日の運転

(1)雨の日は視界が悪くなるうえ、窓ガラスが曇ったり、路面がすべるやすくなるなど悪条件が重なり、危険度が高くなります。

(2)雨の日は、晴れの日よりも速度を落とし、車間距離を十分とって慎重に運転しましょう。
急発進、急ハンドル、急ブレーキなどは横転、横すべりなどの原因となり、特に危険です。

(3)地盤がゆるんでいることがあるので、山道などでは路肩に寄り過ぎないようにしましょう。

(4)雨の降り始めの舗装道路はスリップしやすいので気をつけましょう。
また、工事現場の鉄板、路面電車のレールなどもすべりやすいので危険です。

(5)歩行者の側や店先などを通るときは、速度を落として、泥や水をはねないようにしなければなりません。

(6)深い水たまりを通ると、ブレーキドラムに水が入るため、ブレーキがきかなくなったり、ききが悪くなったりすることがあるので、さけて通りましょう。

(7)ワイパーは、常に整備しておきましょう。
雨の降り始めにワイパーを使って、油膜などで前面ガラスが見にくくなったときは、洗浄液できれいにしましょう。
また、車内のガラスが曇ることが多いので、デフロスターを使ったり、側面ガラスを開けるなどして、曇りを防ぎましょう。


雪道の運転

(1)雪道や凍りついた道は大変すべりやすく危険です。

タイヤにタイヤ違うチェーンなどのすべり止め装置を着けるか、スノータイヤ、スタッドレスタイヤなどの雪路用タイヤを着けましょう。
ただし、標識によってタイヤチェーンを着けていない車の通行が禁止されている道路では、タイヤチェーンを着けないで通行してはいけません。

タイヤチェーンを取りつけていない車両通行止め

(2)速度を十分落とし、車間距離を十分とって運転しましょう。
横すべりを起こすことが多いので、ハンドルやブレーキの操作は特に慎重にしましょう。
急発進、急ブレーキ、急ハンドルは絶対にやめましょう。

(3)できるだけ車の通った跡を選んで走るようにしましょう。

(4)スパイクタイヤは、雪道や凍りついた道以外の道では、路面の損傷や粉じんの発生の原因となるので、使用しないようにしましょう。

霧のときの運転

(1)霧は、視界を極めて狭くします。
霧灯(淡黄色などの補助前照灯)のあるときは霧灯を、ないときは前照灯を早めにつけましょう。
中心線やガードレールや前の車の尾灯を目安にし、速度を落として運転しましょう。

(2)危険を防止するため、必要に応じ警音器を使いましょう。

緊急時の措置方法

(1)踏切や交差点の中でエンストしたときは、気があせればあせるほど、エンジンがかからないものです。
このようなときは非常手段として、ギアをローかセカンドに入れ、セルモーター(始動電動機)を使って車を動かすこともできます(ただし、、オートマチック車やクラッチペダルを踏まないとエンジンが始動しない装着を備えている車には、この方法は使えません)。

(2)ぬかるみなどで車輪が空回りするときは、古毛布、砂利などがあれば、それをすべり止めに使うと効果的です。

(3)走行中にエンジンの回転数があがった後、故障などにより、さがらなくなったときは、四輪車の場合はギアをニュートラルにして車輪にエンジンの力をかけないようにしながら路肩など安全な場所に行き、そこで停止した後にエンジンスイッチを切ること、二輪車の場合は点火スイッチを切ってエンジンの回転を止めることが大切です。

(4)走行中にタイヤがパンクしたときは、ハンドルをしっかりと握り、車の方向を直すことに全力を傾けます。
急ブレーキをさけ、断続的にブレーキを踏んで止めます。

(5)後輪の横すべりは、スピードの出し過ぎ、急ハンドルまたは急加速が原因で生じます。
後輪が横すべりを始めたときは、ブレーキをかけてはいけません。
まず、アクセルをゆるめ、同時にハンドルで車の向きを立て直すようにします。
この場合、後輪が右(左)にすべったときは、車は左(右)に向くので、ハンドルを右(左)に切ります。

(6)下り坂などでブレーキがきかなくなったときは、手早く減速チェンジをし、ハンドブレーキ(駐車ブレーキ)を引きます。
それでも停止しないようなときは、山側の溝に車輪を落としたり、ガードレールに車体をする寄せたり、道路わきの砂利などに突っ込んだりして止めます。

(7)対向車と正面衝突のおそれが生じたときは、警音器とブレーキを同時に使い、できる限り左側によけます。
衝突の寸前まであきらめきれないで、少しでもブレーキとハンドルでかわすようにします。
もし道路外が危険な場所でないときは、道路外に出ることをためらってはいけません。

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最後に

昼間よりも、夜間の運転は視界が悪くなるので、運転するときは特に気をつけなければならないです。

どう気をつければよいのか?

記事内での運転の心得を参考にしてくださいね。

今日も読んでくれてありがとうございました。


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