高速道路に入る前にかならずしておくべき点検と運転の心得!

乗り物

もりもりです。

高速道路は、100㎞以上の猛スピードで走る車が多い。

初心者はすごく怖いのではないでしょうか。

歩行者がいない分、人身事故の恐れは少ないですが、接触でもすれば大きな事故になります。

すべての車が速度を守り、ルールを守っていれば安心なんですけどね。

そこで、今日は高速道路で自動車を安全に運転するための運転についての心得を紹介します。

・高速道路とはどんな道路をいうの?
・高速道路に入る前の心得
・本線車道へ入るときの注意
・速度は?
・車間距離は2秒ルール
・走行方法
についてお教えしますね。

<出典元:交通教本>

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高速道路とはどんな道路をいうの?

高速道路とは、高速自動車国道と自動車専用道路のことをいいます。

高速道路では、ミニカー、小型二輪車句1、原動機付自転車は通行できません。

また、農耕用作業車のように構造上毎時50キロメートル以上の速度の出ない自動車やほかの車をけん引しているため毎時50キロメートル以上の速度で走ることのできない自動車も、高速自動車国道を通行することはできません。

高速道路に入る前の心得

(1)車を点検する
高速道路を通行する場合は、特に次の点検をしなければなりません。
高速道路で、燃料、冷却水、エンジンオイルの不足により、停止することのないようにしなければなりません。

●燃料の量が十分であるか
●冷却水の量が規定の範囲内にあるか
ラジエータキャップが確実に閉まっているか
●エンジンオイルの量が適当であるか
●ファンベルトの張り具合が適当であるか、また、損傷がないか
●タイヤの空気圧が適当であるか(高速道路を走行するときは空気圧は高め)
●タイヤの溝の深さが十分であるか

 

※ディーラーで定期点検を受けていても、車の利用が多いなら、
上の項目の点検はしておくべきでしょうね。

(2)積荷の状態を調べる
高速で走行すると、荷物が転落、ひさん飛散しやすくなるので、高速道路を通行するは、前もって荷物が転落、飛散しないようにてんけ点検し、荷物を積み直すなど必要な措置をとらなければならない。

※高速道路を走っていて、紙切れ、ダンボール、木材などの遭遇したことがありますが、とっさによけようとハンドルを切ってしまうので、
荷物の転落は非常に危険です。

(3)停止表示器材を用意する
高速道路上で故障などによって停止するときは、停止していることを表示する停止表示器材を置かなければなりませんので、前もって準備しておきましょう。
停止表示器材は、努めてTSマークのついたものを使いましょう。

※狭い場所で停車するときは、後続車に追突される危険が非常に高いです。
必ず停止表示器材は置きましょうね。

車にトラブルが発生したら
1.ハザードランプを点灯させ、できるだけ路肩に寄せる。
2.発炎筒、停止表示器材を車から50m以上後方に置車両後方に置く
3.ガードレールの外側などに非難
4.1kmおきに設置してある非常電話か携帯電話で救援依頼する

 

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(4)無理のない運転計画を立てる
長時間連続して高速運転をすることは危険です。
適当な休息時間を織り込んだゆとりのある運転計画を立てましょう。

(5)事前に交通状況を確認する
高速道路に入る前には、ラジオを聞いたり、日本道路交通情報センターに問い合わせるなどして、道路や交通の状況を確認しましょう。
(高速道路渋滞情報 でネット検索できます)

本線車道へ入るときの注意

本線車道とは、高速道路で通常高速走行をする部分(加速車線、減速車線、登坂車線、路側帯、路肩を除いた部分)をいいます。

(1)本線車道へ入ろうとする場合で、加速車線があるときは、加速車線を通行して、十分加速しなければなりません。

(2)本線車道へ入ろうとするときは、本線車道を通行している車の進行を妨げてはいけません。
また、本線車道と本線車道が合流するところで、標示により前方の本線車道の優先が指定されているときは、その本線車道を通行している車の進行を妨げてはいけません。

速度は?

(1)標識や標示で最高速度や最低速度が指定されているところでは、その最高速度を超えたり、最低速度に達しない速度で運転してはいけません。

(2)悪天候のときは、その状況に応じた速度で走らなければなりません。
長い時間高速で走ったり、夜間高速で走ったりしていると速度感がにぶり、速度を出し過ぎがちです。
速度計で確かめましょう。

(3)標識や標示で最高速度や最低速度が指定されていない高速自動車国道の本線車道では、下の表の最高速度を超えたり、最低速度に達しない速度で運転してはいけません。

自動車の種類最高速度(km/時)最低速度(km/時)
大型乗用自動車、特定中型貨物自動車以外の中型自動車、準中型自動車、
普通自動車(三輪のものを除く)、大型自動二輪車、普通自動二輪車
10050
上記以外の自動車80
ほかの車をけん引するとき
備考 
1、本線車道が道路の構造上往復の方向別に分離されていない区間では、この表の適用はなく、一般道路と同じです。
2、高速自動車国道でほかの車をけん引して走ることができるのは、けん引するための構造と装置のある車が、けん引されるための構造と装置のある車をけん引する場合に限ります。

(4)車間距離を十分とって走りましょう。
路面が乾燥していて、タイヤが新しい場合は、時速100kmでは約100m、時速80kmでは約80mの車間距離をとる必要があります。
また、路面が雨にぬれ、タイヤがすり減っている場合は、この約2倍程度の車間距離が必要となることがあります。

(5)雨や雪や霧など悪天候下での高速走行は特に危険です。
雨の中を高速で走行すると、スリップを起こしたり、タイヤが浮いて、ハンドルやブレーキがきかなることがあります。(ハイドロプレーニング現象)2

車間距離は2秒ルール

走行中の車間距離は、すごく大事です。

2秒ルール?

例えば、前を走るクルマが「電柱」を通過したとして、その通過の瞬間を「0」とします。
そして、自分のクルマが同じ「電柱」を通過するまでに「2秒以上」数えることができれば車間距離が2秒以上あることになります。
これが2秒ルールです。

埼玉県警は、平成19(2007)年から「安全車間距離0102運動」、現在は「ゆとり車間距離0102運動」として、いわゆる「2秒ルール」を推奨している。

大分県警や佐賀県警などでは「3秒ルール」が採用されているそうです。
4秒だと車間距離がありすぎだとか。


走行方法

(1)走行中は、左側の白の線を目安にして車両通行帯のやや左寄りを通行するようにしましょう。
後方の車が追い越す場合に十分な間隔がとれて、接触事故の防止に役立ちます。

(2)高速道路の路側帯や路肩を通行してはいけません。

(3)登坂車線のある道路では、荷物を積んだトラックなど速度の遅い車は、登坂車線を利用しましょう。

(4)本線車道では、転回(Uターン)したり、後退(バック)したり、中央分離帯を横切ったりしてはいけません。

(5)追い越しをする場合は、早めに合図をし、追い越し車線の車の動きなどに注意してから行いましょう。
特に、進路を戻すときは、追い越した車全体がルームミラーに映ったことを確認してから行いましょう。

(6)緊急自動車が本線車道へ入ろうとしているときや本線車道から出ようとしているときは、その通行を妨げてはいけません。

(7)車の総重量が750kgを超える車をけん引している車でけん引するための構造と装置のあるものは、車両通行帯が設けられた自動車専用道路や高速自動車国道の本線車道では、その最も左側の車両通行帯を通行しなければなりません。
しかし、高速自動車国道では、標識や標示によって通行区分が示されているときは、それに従わなければなりません。

(8)高速で走行中に急ブレーキをかけることは、大変危険です。
ブレーキをかけるときは、一段低いギアに落としエンジンブレーキを使うとともに、フットブレーキを数回に分けて踏むようにしましょう。

(9)高速走行中の急ハンドルはさけましょう。

(10)強風のときは、ハンドルを取られやすいので速度を落とし、注意して運転しましょう。
特に、トンネルや切り通しの出口などでは、横風のためにハンドルを取られることがあるので注意しましょう。

(11)高速でトンネルに入ると、視力が急激に低下するので、あらかじめ手前で速度を落としましょう。

(12)夜間は、対向車と行き違うときや、ほかの車の直後を通行しているときを除き、前照灯を上向きにして、落下物や交通事故などにより、停止した車をすこし少しでも早く発見するようにしましょう。

(13)あやまって本線車道などに進入し、反対方向から進行してくる車や、歩行者がいることがありますので、高速道路上に設置された道路情報板などの情報に注意して走行しましょう。

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最後に

高速道路でのスピードの出し過ぎは絶対にやめましょう。

接触事故を起こせば大きな事故になります。

今日は、高速道路に入る前にかならずしておくべき点検と運転の心得を紹介させていただきました。

次に読む記事はこちら⇒交通事故が起きたときや故障などのときの措置


脚注

  1. 小型二輪車とは、総排気量については125cc以下、定格出力については、1.00kW以下の原動機を有する普通自動二輪車をいいます。
  2. 自動車などが水の溜まった路面などを走行中に、タイヤと路面の間に水が入り込み、車が水の上を滑るようになりハンドルやブレーキが利かなくなる現象。水膜現象ともいう。(Wikipedia)

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