もりもりです。
シャツの襟元(えりもと)や袖口(そでぐち)にできた黄ばみ。
シャツを着るたびに、すごく嫌な気持ちになりませんか。
洗濯しているのに、汚れてるのを着る感覚になりませんか?
この黄ばみは、すごくしつこくて何回洗っても落ちないですよね。
そんなしつこい黄ばみ、どうすれば落とせるのでしょうか?
・しつこい黄ばみの正体?
・何回、洗濯したら皮脂汚れが落ちるか?
・ドライクリーニングなら黄ばみは落とせるのか?
・洗濯の達人の黄ばみ対策の裏ワザ!
・酸素系漂白剤の使い分け
・家庭でもできる簡単黄ばみ落とし術
・黄ばみ落とし術
・全体的に黄ばんでいるとき
についてお教えしますね。
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しつこい黄ばみの正体?
衣類の襟元(えりもと)や袖口(そでぐち)に現れる黄ばみ。
「きちんと洗濯しているのに黄ばみが取れない」、「いつの間にか黄ばんでいた」っていうことよくありますよね。
この黄ばみの正体は皮脂(ひし)なんですよね。
この皮脂(ひし)汚れは非常に頑固で、ふつうに洗濯していては、なかなか落ちないんです。
何回、洗濯したら皮脂汚れが落ちるか?
人工的に作った赤色の皮脂を布にしみ込ませます。
そして、何回洗濯したら汚れが落ちるかを実験した報告があります。
洗剤を入れた水で5分間洗い、これを繰り返します。
200回洗濯をしても、完全には落としきれなかったそうです。
ふつうの洗濯では、皮脂を完全に落としきるのは難しかったということです。
皮脂汚れは完全には落ちないのか?
洗い方や洗剤の種類にもよりますが、汚れのうちの2~4割くらいは繊維の中に
こびりついてしまうと考えられています。
そして、徐々に蓄積した皮脂汚れが、酸化して黄ばみとなるのです。
ドライクリーニングなら黄ばみは落とせるのか?
家庭での洗濯で落ちないのならば、クリーニング店でのドライクリーニングでは
どうでしょうか?
ドライクリーニングとは、「有機溶剤」という油の一種を用いる方法です。
赤色の人工皮脂をしみ込ませた布を、有機溶剤の入ったビーカーに入れてかくはんすると、人工皮脂はあっという間に溶け出しました。
皮脂汚れに強いドライクリーニングで、黄ばみの気になるシャツも、スッキリ新品同様の仕上がりになりました。
しかし、このシャツを人工的に時間経過を再現できる装置に入れたところ、約4日くらいすると、また黄ばみが発生してきたのです。
時間とともに黄ばみが浮き上がってきたのです。
ドライクリーニングでも落とせない汚れが、黄ばみのもう一つの原因なのです。
洗濯の達人の黄ばみ対策の裏ワザ!
洗濯の研究を36年続けている、洗濯の達人の黄ばみ対策はどのような方法なのでしょうか?
ドライクリーニングで仕上げたシャツを、自宅の洗濯機で再び洗濯します。
これで黄ばみの元はほとんどなくなるそうです。
じつは、黄ばみの原因は、「皮脂」と「タンパク質(あか)」の2つがあり、ドライクリーニングが得意とするのは皮脂だけなんです。
だから、ドライクリーニングだけだと時間がたつと、残っていたタンパク質汚れが酸化して、再び黄ばみが現れるのです。
「皮脂」と「タンパク質(あか)」
この2つの汚れを落とすポイントは、「洗濯の順番」にあるのです。
ドライクリーニングで皮脂を落としてから、水洗いでタンパク質を落とすのが正解です。
クリーニング店でも、ドライクリーニングと水洗いの両方を依頼できるので、相談してみるのもいいでしょうね。
酸素系漂白剤の使い分け
「酸素系漂白剤」には、粉末タイプと液体タイプがあります。
漂白力が強いのは粉末タイプ。
水に溶かしたときの化学反応で除菌力がアップします。
ただし、ウールやシルク、金属繊維には使えないので、その場合は液体タイプを用いるとよいです。
麺・毛織 | ウール・シルク・金属繊維 | |
---|---|---|
粉末 | ○ | ✕ |
液体 | ○ | ○ |
注意!
塩素系漂白剤と酸素系漂白剤は絶対に混ぜない
家庭でもできる簡単黄ばみ落とし術
家庭でできる黄ばみ落とし術に使うのは、洗濯洗剤のほかに、「酸素系漂白剤(粉末)」と「台所用洗剤」の2つです。
台所用洗剤の主な成分は「界面活性剤」。
洗濯洗剤にも界面活性剤は含まれていますが、油汚れに特化した台所用洗剤は、
衣類の皮脂汚れを落とすのにも向きます。
台所用洗剤の種類によって効果は異なりますが、研磨剤入りのものは生地を傷めるので使わないでください。
酸素系漂白剤と台所用洗剤を混ぜたら、黄ばみ部分に直接塗り込みます。
その後、水で十分にすすぐか、洗濯洗剤を入れて洗濯機で洗えばOK。
手荒れを防ぐために、手袋の着用をおすすめします。
以後は、着るたびにふつうに洗濯すれば、3か月に1回ほど行えばよいでしょう。
黄ばみ落とし術
<用意するもの>
※用量を守ってくださいね。
・台所用洗剤(濃縮タイプ)・・・大さじ1
(通常タイプなら大さじ2)
・酸素系漂白剤(粉末)・・・大さじ1/2
・水・・・大さじ2
・洗濯洗剤・・・適量(規定の用量)
<ステップ1>
台所用洗剤と漂白剤を混ぜる
台所用洗剤と酸素系漂白剤、水を混ぜて軽く泡立つまでかき混ぜる。
<ステップ2>
・黄ばんだ部分に、<ステップ1>で作った液をぬり、歯ブラシなどで塗り込みます。
そのまま、約1分間ほど置いておく。(黄ばみの程度で、時間は調整してください)
<ステップ3>
ふだんどおりに洗濯をする。
全体的に黄ばんでいるとき
上記の方法と同じに、台所用洗剤、酸素系漂白剤(粉末)、水をまぜたものを、2リットルのお湯(40℃)に溶かす。
衣類を10分間ほどつけ込み、そのまま洗濯機に入れて洗濯する。
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最後に
シャツの黄ばみって、なかなか取れなくて大変ですよね。
記事内で一発で黄ばみを取る方法をお教えしました。
よければ参考にしてくださいね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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